Excelマクロの練習④(合計の算出)

今回の課題は、マクロを使って合計を求めます。
Excelマクロで集計帳票を作成する場合、条件に一致する合計値や個数を求める事が数多くあります。
Excelマクロの専門書や解説サイトでも『合計や個数を取得して計算させる』の説明はとても少ないです。
しばらく、合計や個数を求めるやり方の解説をします。
練習用のファイルはこちらからダウンロードできます。
F列の売上額の売上合計額をセルF17に入力します。
繰り返し処理を使って算出しましょう。

今回の課題から変数を活用する事になります。
模範解答は以下のようになります。
Sub サンプル() Dim i As Long Dim lngUriage As Long For i = 5 To 14 lngUriage = lngUriage + Cells(i, 6).Value Next i Range("F17").Value = lngUriage End Sub |
このコードを実行すると以下のようになります。

今回は、5~14行目のそれぞれの売上額を変数 lngUriage に代入(加算)します。
以下の以下のコードが代入しています。
lngUriage = lngUriage + Cells(i, 6).Value
過去 変数の投稿 で解説していますが、この場合のイコールは代入です。
左右が等しいではありません。
右辺を左辺に代入(だいにゅう)という意味です。
繰り返し処理の最初5行目は 変数lngUriage はゼロです。
0 + 21200 を lngUriage に代入します。
6行目 この時点で lngUriage の値は21200です。
21200 + 11600 の合計である32800を lngUriage に代入しています。
7行目 この時点で lngUriage の値は32800です。
32800 + 31100 の合計である63900を lngUriage に代入しています。
このように5~14行目の売上額を加算させています。
加算させる処理が終わって lngUriage の値をセルF17に入力しています。
ちょっと最初はスムーズに理解出来ないかもしれません。
しかし、このテクニックは今後とても大切です。
確実にマスターしましょう。
今回の解説はここまでです。
次回もお楽しみに~