Excelマクロについて

変数について①

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繰り返し処理(For~Nextステートメント)に入る前に
変数について解説します。

変数とは、データを一時的に保管する箱のようなものです。

中1数学(代入)で次のようなものがありました。
  x = 5
  10 + x = 15
変数とはこの x のようなものです。

変数には種類があります。

  • 数値(整数)
  • 文字列
  • 日付や時間
  • 小数点

この種類の事を型(かた)と呼びます。

VBAを学習する時に、この変数が難所と言われています。
変数の種類は、代表的なもので以下があります。

データ型VBAでの表記値の範囲
文字列型String文字列
ブール型BooleanTrue または False
バイト型Byte0から255の正の整数
整数型Integer-32,768から32,767の整数
長整数型Long-2,147,483,648から2,147,483,647の整数
単精度浮動小数点型Single-3.402823E38から-1.401298E-45
1.401298E-45から3.402823E38
倍精度浮動小数点型Double-1.79769313486231E308から-4.94065645841247E-324
4.94065645841247E-324から1.79769313486232E308
通貨型Currency-922,337,203,685,477.5808から922,337,203,685,477.5807
日付型Date西暦100年1月1日から西暦9999年12月31日 (日付と時刻)
オブジェクト型Objectオブジェクト参照するデータ型
バリアント型Variantあらゆる種類の値を保存できる型

しかし、実際に使用する型は限られています。
必要な型だけをその都度覚えれば大丈夫です。

変数の宣言方法

「Dim」と「As」を使って以下のように記述します。

  Dim 変数名 As 変数の型名

例1 文字列の場合
   Dim x as String  String(ストリング)は文字列型

例2 整数の数値の場合

   Dim x as Long  Long(ロング)は長正数型

実際にエディタで記述すると以下のようになります。
(実行するとセルA1に 大阪店 と入力されます)

コードの意味

「文字列」型の変数を使う例です。

Dim x as String     ← 変数の宣言

x=”大阪店”       ← 変数を値に代入

Range(“A1”).value= x  ← 変数の値を使う

最初は「変数」の記述や概念が慣れないので戸惑うと思います。
しかし、これも慣れです。
10~15回くらい繰り返せば、手に馴染んできます。

今回は変数の説明は、ここまでです。
次回も変数についてです。

文章を書いていると変数は奥が深いと感じますね~

ABOUT ME
酒見 拓也
酒見 拓也
代表取締役
パチンコ企業向けにExcelマクロを使って業務の自動化、効率化のやり方を発信しています。 企業向けに「Excelマクロ研修」も行っています。
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