Excelマクロについて

ホールコンのCSVを使った集計練習①

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今回よりいよいよホールコンピューター(以後 ホールコン)から出力されるCSVファイルを使って集計を解説します。

多くのホールコンメーカーで出力されている「ZA形式」を使用します。
こちらは各台データです。
過去に解説しています。解説がまだの方は先にこちらを読んで下さい。

本来はCSVをテキストファイルとして読み込む方法がベストですが いきなりは難しいです。
今回は、シートにZA形式ファイルを用意します。

数式や通常の関数を使って算出した方が簡単です。
しかし、ここではマクロを使って算出します。

使用するファイルはこちらからダウンロードできます。

シートは2つあります。
ZA形式をシートに貼り付けてあります。

ZA形式はとても列数が多いファイルです。
(バージョンによって列数がお店で使用しているファイルと異なる場合があります)

まずパチンコとスロットを区別するにはEX列単位を使用します。
単位が 1 の場合はパチンコ、 2 の場合はスロットです。

売上と粗利は似たような項目が複数あります。
売上はCH列台売上、粗利はCI列台粗利 を使用して下さい。

分かり易く使用する列に色を付けています。

コードは次のとおりです。
過去に解説したテクニックだけを使っています。

実行すると以下のようになります。

ZA形式ファイルは、少々癖があります。
慣れていきましょう。

今回 .Cells(i, “EX”).Value という記述方法を初めて使っています。
EX列は左からカウントしたら154列目です。
通常は .Cells(i, 154).Value と記述します。
しかし、ダブルコーテーションで囲って .Cells(i, “EX”).Value と記述しても問題ありません。

アルファベットの列番号で記述した方が簡単ですし、可読性も上がります。

必要に応じて使って下さい。

変数 j を2回繰り返しています。
  1回目でパチンコ(単位 1)の売上・粗利の抽出
  2回目でスロット(単位 2)の売上・粗利の抽出

集計については、今までの練習問題と同じです。

このZA形式ファイルを使用するとアウトやスタート、TS、ベース、客帯率なども求める事が出来ます。
少々難易度が上がりますが、頑張ってZA形式を理解しましょう。

今回はここまでです。
千里の道も一歩から 継続しましょう。

ABOUT ME
酒見 拓也
酒見 拓也
代表取締役
パチンコ企業向けにExcelマクロを使って業務の自動化、効率化のやり方を発信しています。 企業向けに「Excelマクロ研修」も行っています。
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