マクロ 作成時の動作確認
![](https://p-vba.jp/wp-content/uploads/2023/06/catch20230703.jpg)
複雑なマクロを作成すると、プログラムの途中でどのような動きをしているか、変数に何が代入されているのか確認が必要になります。
今回は、そのような作成時の動作確認に必要なテクニックを解説します。
以下は過去に投稿したマクロ練習07です。こちらを使って説明します。
![](https://p-vba.jp/wp-content/uploads/2023/06/pic20230703-01-1024x733.png)
①ステップイン
動作確認したいプロシージャ内にカーソルがある状態にして下さい。
※Sub サンプル() ~ End Sub の間のことです。
キーボードのF8を押します。
すると以下のように プログラムコードの行が黄色になります。
この操作をステップインと呼びます。
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何度もF8を押すと以下のように黄色が移動します。
条件分岐や繰り返し処理でどのように処理が進んでいるか確認する時に便利です。
マクロを途中で止める時は以下の赤枠ボタン(リセット)を押して下さい。
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②変数の確認
プログラムの途中で変数に代入されている値がなにか確認したい時があります。
以下のようにします。
ステップインを使用して、途中で変数の上にマウスカーソルを移動すると代入されている値が表示されます。
以下の方法でも確認できます。
エディタの[表示]→[ローカル ウィンドウ]を選択します。
![](https://p-vba.jp/wp-content/uploads/2023/06/pic20230703-04-1024x733.png)
以下のように赤枠の部分が表示されます。
![](https://p-vba.jp/wp-content/uploads/2023/06/pic20230703-05-1024x733.png)
これをステップインすると以下のようになります。
プログラムが実行されると、ローカルに宣言した変数の一覧が表示され代入されている値や変数の型も確認できます。
![](https://p-vba.jp/wp-content/uploads/2023/06/pic20230703-06.png)
③ブレークポイント
ブレークポイントを設定すると、その箇所でコードが中断します。
F8で手動で動かすより、目的のコードで停止できるので早くたどり着けます。
以下のように使用します。
ブレーク(中断)した個所で変数を確認したりします。
ブレークポイントは複数設定する事もできます。もう一度クリックすると解除できます。
今回はプログラムを作成(開発)する時の確認テクニックを解説しました。
だれでも、プログラムコードを作成して一発で問題なく動作させる事は出来ません。
今回紹介したテクニックを駆使して、正常に動作しない原因を追究する事になります。
操作は簡単です。使いこなせるようになりましょう。
今回は以上です。